EH300型電気機関車

1次車

上:5号機 下:14号機
上:5号機 下:14号機

EH300型電気機関車は、2014年から2016年にかけてED300型電気機関車を改造して登場しました。



性能


制御方式:VVVFインバーター制御

最高速度:130km/h

出力:4000kW/h(500kW/h電動機×8機)

制動方式:電気指令式ブレーキ(*1)

                 渦電流式レールブレーキ(*1)

                 電磁弁付き自動空気ブレーキ(*2)


*1:機関車単体 及び黒電所有の急行貨物車両と連結時に使用。

*2:*1で示した以外の貨車と連結時に使用。



登場の経緯

黒電では2020年より貨物列車の高速化を行うことになっています。その際に新型機関車の導入と、既存車両の更新と出力増強を行う方針が決定されました。

EH200型に続く第3弾として、1973年製造のED300型電気機関車を改造し登場しました。



改造元となったED300型1次車は、オイルショックをきっかけに石炭の需要が増えることを見込んで製造されました。また、この形式より交流電気機関車としての新製が始まりました。(ED100型・ED200型は交流電化への切り替えと同時に改造されている)



特徴


黒電の電気機関車では初となるデッキ無し構造で、乗務員扉が側面に配置されたスタイルとなりました。また、側面の明り取り窓が6角形にデザインされているのも特徴的です。

EH300型に改造される際に、非貫通型の1次車は連結部の妻面を切り落とし、EH500型の連結部に準ずる妻面を取り付ける改造を行いました。

6号機以降は車両の修繕工事を行っていて、外観では灯具類や、連結部の乗務員扉跡の処理に違いがあります。



2次車

上:17号機 下:21号機
上:17号機 下:21号機

登場の経緯

ED300型の2次車は1979年から製造が開始されました。

1次車の製造から6年が経っていましたが、その間に乗務員から寄せられた意見を取り入れた改良がなされています。

具体的には、重連運転を考慮した前面貫通扉の設置 冷房装置の設置が挙げられます。

EH300型への改造の際には、この前面貫通扉を活かして通路の設置がされたので、改造は小規模に留まっています。



特徴

ちなみに、ED300型は1次車が29両、2次車が35両製造されましたが、EH300型へ改造される際には同じ次車の車両とペアを組み改造されました。

しかしどちらの次車も奇数両であることから、ペアを組めずに余る車両が発生します。

そのため15号機はそれぞれの次車でペアを組めなかった車両が連結されていて、前後で顔が違うというユニークな特徴があります。



近況

現在1次車14両 混結車1両 2次車17両の、計32両が在籍し、主に貨物列車の牽引で活躍中です。