超重量級貨物列車を素早く止める

黒電には旅客列車の他に貨物列車も数多く走っています。そしてその大半が、3000t以上の石炭を130km/hで運ぶ重量級、かつ高速の貨物列車です。
これほどの列車を緊急時に素早く安全に停止させるのは容易ではありません。一歩間違えれば脱線事故にも繋がりかねないのです。

しかし、それを未然に防ぐのが黒電式の特殊ブレーキです。
通常の列車は空気の力で車輪に制輪子を押し当てて停止しますが、この押し当てる強さが強過ぎると車輪がロックされた状態でレールの上を滑走する、という非常に危険な状態に陥りかねません。

そこで黒電は通常ブレーキに加え、"渦電流式レールブレーキ"も使用しています。
これは機関車からの電力を受けて車両側の電磁石を動作させ、レールとの間に列車進行方向とは逆向きの磁力を起こして減速する、非接触型のブレーキです。
主にヨーロッパの高速鉄道で採用実績があり、導入し際しての試験でも十分な性能を確認しています。